令和3年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問題 問42

盗まれたクレジットカードの不正利用を防ぐ仕組みのうち,オンラインショッピングサイトでの不正利用の防止に有効なものはどれか。

解答・解説

正解: ア. 3Dセキュアによって本人確認する。

盗まれたクレジットカードがオンラインショッピングサイトで不正利用されるのを防ぐ仕組みについて問う問題です。

クレジットカードが物理的に盗まれた場合、カード表面・裏面に印字されているカード番号、有効期限、セキュリティコードなどの情報はすべて盗んだ者の手に渡ってしまいます。したがって、カード券面に記載されている情報だけを用いる認証では、不正利用を防ぐことは困難です。

オンラインショッピングにおける不正利用防止策として有効なのが3Dセキュアです。これは、決済時にクレジットカードの券面情報に加えて、カード発行会社にあらかじめ登録しておいたパスワードや、スマートフォンアプリ等に送信されるワンタイムパスワード(OTP)などの入力を求める仕組みです。カード本体が盗まれても、パスワードや本人の端末が奪われていなければ認証を通過できないため、不正利用を強力に防止できます。

したがって、正解はアとなります。

各選択肢の解説

  • ア: 正解です。3Dセキュアは、オンライン決済においてカード情報に加えてパスワードやワンタイムパスワード等による本人確認を追加で行うため、盗まれたカードの不正利用防止に有効です。
  • イ: クレジットカード内に保持されたPIN(暗証番号)との照合は、主に実店舗のレジやATMなど、専用のICカードリーダー端末にカードを挿入して決済を行う際に用いられる仕組みです。一般的なオンラインショッピングサイトの決済では使用されません。
  • ウ: 有効期限はクレジットカードの券面に印字されています。カード本体を盗んだ者は有効期限を容易に確認して入力できるため、盗難カードの不正利用防止策にはなりません。
  • エ: セキュリティコードもクレジットカードの裏面などに印字されています。カードが物理的に盗まれた場合、このコードも一緒に知られてしまうため、盗難カードの不正利用防止策としては不十分です(セキュリティコードは、主に「カード番号だけ」が漏洩した場合の不正利用を防ぐ券面認証として有効です)。

Spineチーム