令和3年度 秋期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前II 問8
テクノロジOS・ソフトウェア仮想記憶・主記憶管理
セグメンテーションページング方式の仮想記憶において,セグメントテーブルに格納される情報はどれか。
解答・解説
正解: エ. 当該セグメントに含まれるページを管理するページテーブルの実アドレス
セグメンテーションページング方式 において、仮想アドレス(論理アドレス)は「セグメント番号」「ページ番号」「ページ内変位」の3つの要素で構成されます。
仮想アドレスから実アドレスへの変換は、以下の手順で行われます。
- セグメント番号を用いて セグメントテーブル を参照し、当該セグメントに対応する ページテーブルの実アドレス を取得する。
- ページ番号を用いてそのページテーブルを参照し、対応するページの実ページ番号を取得する。
- 実ページ番号とページ内変位を組み合わせて、最終的な実アドレスを得る。
このように、セグメントテーブルには直接ページの実アドレスを格納するのではなく、各セグメントに属するページ群を管理するための「ページテーブルの場所(実アドレス)」が格納されています。
各選択肢の解説
- ア: 当該セグメントに含まれるページの仮想アドレス
セグメントテーブルに格納されるのは、ページそのものの仮想アドレスではありません。 - イ: 当該セグメントに含まれるページの実アドレス
ページの実アドレスを管理・格納するのは、セグメントテーブルではなく ページテーブル の役割です。 - ウ: 当該セグメントに含まれるページを管理するページテーブルの仮想アドレス
ハードウェアがアドレス変換のためにページテーブルへ直接アクセスする必要があるため、格納されるのは仮想アドレスではなく物理的な位置を示す実アドレスです。 - エ: 当該セグメントに含まれるページを管理するページテーブルの実アドレス
正解です。セグメントテーブルには、ページテーブルへのポインタとなる実アドレスが格納されます。