令和7年度 秋期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前II 問題 問15
テクノロジセキュリティ技術ネットワークDNS・電子メールのセキュリティ電子メール
自社の中継用メールサーバで,接続元IPアドレス,電子メールの送信者のメールアドレスのドメイン名,及び電子メールの受信者のメールアドレスのドメイン名から成るログを取得するとき,外部ネットワークからの第三者中継と判断できるログはどれか。ここで,AAA.168.1.5とAAA.168.1.10は自社のグローバルIPアドレスとし,BBB.45.67.89とBBB.45.67.90は社外のグローバルIPアドレスとする。a.b.cは自社のドメイン名とし,a.b.dとa.b.eは他社のドメイン名とする。また,IPアドレスとドメイン名は詐称されていないものとする。
解答・解説
正解: ウ. | 接続元IPアドレス | 電子メールの送信者のメールアドレスのドメイン名 | 電子メールの受信者のメールアドレスのドメイン名 |
|---|---|---|
| BBB.45.67.89 | a.b.d | a.b.e |
正解の根拠
メールサーバにおける第三者中継(サードパーティ・リレー)とは、自社組織に属さない外部のコンピュータから送信され、かつ宛先も外部のドメインであるメールを、自社のメールサーバが中継してしまうことを指します。
スパムメールの送信などに悪用されるため、通常はメールサーバの設定で第三者中継を禁止します。本問において第三者中継と判断できる条件は以下の通りです。
- 接続元IPアドレス: 社外のグローバルIPアドレス(BBBから始まるIPアドレス)
- 送信者のドメイン名: 他社のドメイン名(a.b.d または a.b.e)
- 受信者のドメイン名: 他社のドメイン名(a.b.d または a.b.e)
これらの条件をすべて満たしているログが第三者中継の記録となります。
各選択肢の解説
- ア(誤り): 接続元が自社のIPアドレス(AAA.168.1.5)、宛先が他社ドメイン(a.b.d)です。自社のネットワーク内から外部へ向けた正常なメール送信(または中継)です。
- イ(誤り): 接続元が自社のIPアドレス(AAA.168.1.10)、宛先が自社ドメイン(a.b.c)です。自社のネットワーク内における正常なメール送信です。
- ウ(正解): 接続元が社外のIPアドレス(BBB.45.67.89)で、送信者(a.b.d)と受信者(a.b.e)がいずれも他社のドメイン名です。社外から社外宛てのメールを自社サーバが中継しており、第三者中継に該当します。
- エ(誤り): 接続元が社外のIPアドレス(BBB.45.67.90)ですが、宛先が自社ドメイン(a.b.c)です。社外から自社のユーザー宛てに送られてきた正常なメール受信です。