管理図(かんりず)

工程や作業から得られたデータの推移を打点し、中心線(CL)および上下の管理限界線(UCL・LCL)と照らし合わせることで、工程が統計的な安定状態にあるか、見逃せない異常原因が生じているかを判定するための折れ線グラフ。QC七つ道具の一つ。

詳細解説

品質や工程のばらつきには、通常の作業でも偶発的に生じるものと、手順の不備や設備の故障など特別な要因によるものがあります。平均値に基づく中心線の上下に、一般に標準偏差の3倍の幅で上方管理限界線と下方管理限界線を引き、打点が限界線の外に出たり、限界線内でも連続して片側に偏るなどの不自然な並び(連や傾向)を示したりしたときに異常の発生を検知します。単なる時系列の折れ線グラフとは、統計的な管理限界線によって偶然のばらつきと異常を区別する点で異なります。

ソフトウェア開発の品質管理では、機能ごとの単位規模当たりの摘出バグ数やレビュー指摘数を打点して、上限や下限から外れたプログラムを点検対象として洗い出す使い方がなされます。なお、テスト工程でテスト項目の消化件数、累積バグ件数、未解決バグ件数の推移を重ねて描くバグ管理図は、名前に管理図と付くものの管理限界線で異常を判定する図ではなく、3本の線の動きを合わせて読み、テストの進み具合と品質の収束を判断するものです。

管理図が問われた過去問

  • 2021年度(R3) 問40同一難易度の複数のプログラムから成るソフトウェアのテスト工程での品質管理において,各プログラムの単位ステップ数当たりのバグ数をグラフ化し,上

管理図が登場する過去問

  • 2022(R4)春 午前II 問9ソフトウェアのテスト工程において,バグ管理図を用いて,テストの進捗状況とソフトウェアの品質を判断したい。このときの考え方のうち,最も適切なも
  • 2021(R3)秋 午前II 問5工程管理図表の特徴に関する記述のうち,ガントチャートのものはどれか。
  • 2019(R1)秋 午前II 問11ソフトウェアのテスト工程において,バグ管理図を用いて,テストの進捗状況とソフトウェアの品質を判断したい。このときの考え方のうち,最も適切なも
  • 2023年度(R5) 問38システム開発プロジェクトの品質目標を検討するために,複数の類似プロジェクトのプログラムステップ数と不良件数の関係性を示す図として,適切なもの
  • 2022年度(R4) 問31コールセンタの顧客サービスレベルを改善するために,顧客から寄せられたコールセンタ対応に関する苦情を分類集計する。苦情の多い順に,件数を棒グラ

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品質マネジメント

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