ラウンドロビン方式(らうんどろびんほうしき)
実行可能状態にあるタスクやプロセスを到着順に待ち行列へ並べ、あらかじめ決めた短い持ち時間(タイムクウォンタム。タイムスライスとも呼ぶ)を単位に順番にCPUを割り当てるスケジューリング手法。制限時間内に完了しなかった処理は中断して行列の末尾へ回し、すべての処理に均等な実行機会を与える。
詳細解説
割当て時間を経過するとタイマ割込みによってプリエンプションが発生し、実行状態だったタスクは実行可能状態の待ち行列の最後尾へ移され、先頭にある次のタスクへディスパッチされます。タイムクウォンタムを極端に長く設定すると到着順(FCFS)方式と同じ動作に近づき、逆に短くしすぎるとコンテキストスイッチのオーバヘッドが増大してCPUの利用効率が低下します。
優先度順方式や処理時間順方式とは異なり、特定のタスクがいつまでもCPUを割り当てられないスタベーションが発生しない点が利点です。なお、この方式はCPUの実行権を時分割で公平に配分する仕組みであり、共有資源への同時アクセスを防ぐ排他制御の機能は持ちません。
ラウンドロビン方式が問われた過去問
- 2021(R3)秋 午前II 問7プロセスのスケジューリングに関する記述のうち,ラウンドロビン方式の説明として,適切なものはどれか。