サイバー攻撃におけるコネクトバック通信とは、標的ネットワーク内部に侵入したマルウェアなどが、外部にいる攻撃者のC&Cサーバー(コマンド&コントロールサーバー)へ向かって、自ら通信を開始する手法です。
多くの企業のファイアウォールは、インターネット(外部)から社内ネットワーク(内部)への不正な通信を遮断する一方で、社内から外部へのWeb閲覧などの通信は許可しています。コネクトバックはこの仕組みを悪用し、内部から外部への通信として攻撃者のサーバーに接続することで、ファイアウォールなどの防御機構をすり抜けて遠隔操作を可能にします。
各選択肢の解説
- ア:誤り。PCをマルウェアに感染させてファイルを暗号化し、復号と引き換えに金銭を要求する手口はランサムウェアの説明です。
- イ:誤り。一見すると有益なソフトウェアに見せかけ、利用者が気づかないうちに悪意のある動作をするプログラムをインストールさせる手口はトロイの木馬の説明です。
- ウ:正解。侵害したシステム(内部)から攻撃者のサーバー(外部)に対して通信を開始するのは、まさにコネクトバックの説明です。
- エ:誤り。ソフトウェアなどを分解・解析して仕組みを明らかにする手法はリバースエンジニアリングの説明です。これを悪用してバックドアを仕込む攻撃なども存在します。