令和5年度 秋期 高度試験 午前I 問20

マネジメントサービスマネジメントシステム構成

この問題は2023(R5)秋 高度試験共通 午前Iに出題されたものです。出題時点の法令・制度に基づく内容のため、現行の内容と一致しない場合があります。

本ページの問題文・選択肢は、原本の体裁を Web 表示用に正規化しています(改行・記号・数式・図表参照の調整)。設問の趣旨および正解に影響する変更は加えていません。

Y社は,受注管理システムを運用し,顧客に受注管理サービスを提供している。日数が30日,月曜日の回数が4回である月において,サービス提供条件を達成するために許容されるサービスの停止時間は最大何時間か。ここで,サービスの停止時間は,小数第1位を切り捨てるものとする。

〔サービス提供条件〕

  • サービスは,計画停止時間を除いて,毎日0時から24時まで提供する。
  • 計画停止は,毎週月曜日の0時から6時まで実施する。
  • サービスの可用性は99%以上とする。

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正解: 選択肢

可用性と許容停止時間の計算

サービスの 可用性(Availability)とは、システムが継続して稼働できる能力を示す指標です。可用性は以下の式で計算されます。

可用性=サービス提供予定時間サービス停止時間サービス提供予定時間 \text{可用性} = \frac{\text{サービス提供予定時間} - \text{サービス停止時間}}{\text{サービス提供予定時間}}

この問題において、許容されるサービス停止時間を求めるためには、まず サービス提供予定時間 を算出する必要があります。

  1. 全体の時間
    30日間の全体の時間は、30×24=72030 \times 24 = 720 時間です。
  2. 計画停止時間
    計画停止は毎週月曜日の0時から6時(6時間)であり、月曜日は4回あるため、6×4=246 \times 4 = 24 時間となります。
  3. サービス提供予定時間
    全体の時間から計画停止時間を引いた時間がサービス提供予定時間となります。
    72024=696720 - 24 = 696 時間
  4. 許容されるサービス停止時間
    可用性を99%以上にするための最大停止時間を計算します。
    696×(10.99)=6.96696 \times (1 - 0.99) = 6.96 時間

問題文に「サービスの停止時間は、小数第1位を切り捨てるものとする」とあるため、6.96の小数第1位(およびそれ以下)を切り捨てて 6時間 となります。したがって、正解は です。

各選択肢の解説

  • ア(0): 誤り。サービスが全く停止しなかった場合の値であり、条件を満たす最大の許容時間ではありません。
  • イ(6): 正解。上記の計算通り、最大許容時間は6.96時間となり、小数第1位を切り捨てた6時間が正しい値です。
  • ウ(7): 誤り。6.96を四捨五入(または切り上げ)した場合の値です。7時間停止してしまうと、可用性が99%を下回ってしまいます((6967)/6960.9899(696 - 7) / 696 \approx 0.9899 となり99%未満)。
  • エ(13): 誤り。サービス提供予定時間を求める際に計画停止時間を引かずに全体の時間(720時間)に対して計算を行ってしまった場合などに生じる、誤った導出結果です。