シーク時間(しーくじかん)
磁気ディスク装置や光ディスク装置において、データの読み書きを行うヘッドが現在位置から目的のトラック(またはシリンダ)まで半径方向に移動するのに要する時間。位置決め時間とも呼ばれ、円盤が回転して目的のセクタがヘッドの下に到達するまでの回転待ち時間や、その後のデータ転送時間は含まない。
詳細解説
磁気ディスク装置でデータを読み書きする際の平均アクセス時間は、「平均アクセス時間 = 平均シーク時間 + 平均回転待ち時間 + データ転送時間」の式で算出します。シーク時間はヘッドを駆動するアクチュエータの物理的な移動距離に依存するため、装置固有の性能指標として平均値である平均シーク時間が仕様に示されます。
ヘッドが目的のトラックに到着したあと、円盤の回転によって対象のセクタが回ってくるのを待つのが回転待ち時間であり、その平均値はディスクが1回転する時間の半分(1回転の時間 ÷ 2)として扱います。これに対し、半導体メモリを用いるSSDには円盤やヘッドといった機械的な可動部が存在しないため、シーク時間や回転待ち時間は発生しません。時間計算の際は、分単位の回転数や秒単位の転送速度をミリ秒(1,000分の1秒)などの共通の単位に揃えて合算することが重要です。
シーク時間が問われた過去問
- 2021(R3)秋 午前 問11表に示す仕様の磁気ディスク装置において,1,000 バイトのデータの読取りに要する平均時間は何ミリ秒か。ここで,コントローラの処理時間は平均