令和7年度 秋期 プロジェクトマネージャ試験 午前II 問5

ホーソン効果の,システム開発プロジェクトにおける例として,適切なものはどれか。

解答・解説

正解: ア. 開発サイクルごとの成果物のレビューで,ある開発チームの成果物がプロダクトオーナーに注目されたことによって,その開発チームの士気が上がり,その後の生産性が向上した。

ホーソン効果とは、人から注目されたり関心を持たれたりすることで、その期待に応えようとして行動が変化し、生産性や成績が向上する現象のことです。1920年代から1930年代にかけて行われたホーソン工場での実験によって提唱されました。

本設問では、プロダクトオーナーからの注目によって開発チームの士気が向上したアの選択肢が適切な例となります。

各選択肢の解説

  • ア: 正解。他者から注目されることでモチベーションや生産性が高まる現象であり、ホーソン効果の適切な例です。
  • イ: 誤り。対象の目立つ特徴(優秀なチームであること)に引きずられて、その他の評価(遅れの挽回可能性)を甘く見積もってしまう現象であり、ハロー効果(後光効果)の例です。
  • ウ: 誤り。一部の事象から全体も同じであると思い込んだり、特定の仮説に偏った判断をしてしまう現象であり、確証バイアスや代表性ヒューリスティックなどの認知バイアスの例です。
  • エ: 誤り。達成困難な目標を設定されたことでモチベーションが低下する現象です。目標の困難さとモチベーションの関係は、目標設定理論や期待理論などで説明されます。

Spineチーム