令和4年度 春期 システムアーキテクト試験 午前II 問12
JIS X 0160:2021(ソフトウェアライフサイクルプロセス)によれば,ライフサイクルモデルの目的及び成果を達成するために,ライフサイクルプロセスを修正するか,又は新しいライフサイクルプロセスを定義することを何というか。
解答・解説
正解: イ. 修整(Tailoring)
JIS X 0160:2021(ソフトウェアライフサイクルプロセス)において、標準的なプロセスをプロジェクトや組織の状況に合わせて調整・変更することを 修整(テーラリング:Tailoring) と呼びます。
ソフトウェア開発やシステム構築において、あらゆるプロジェクトに完全に適合する万能なプロセスモデルは存在しません。そのため、プロジェクトの規模、複雑さ、リスク、使用する技術などの特性に応じて、標準のライフサイクルモデルの目的及び成果を達成するために、プロセスを修正したり、新しいプロセスを定義したりする必要があります。これが修整(テーラリング)の目的です。
各選択肢の解説
- ア シミュレーション:現実のシステムやプロセスのモデルを作成し、その挙動を模擬的に実行して評価・分析する手法です。
- イ 修整(Tailoring):正解です。プロジェクトや組織の要件に合わせて標準プロセスを修正・カスタマイズすることです。
- ウ 統治(Governance):企業や組織が目標を達成するために、ルールやプロセスを適切に管理・統制・監視する仕組み(コーポレートガバナンス、ITガバナンスなど)のことです。
- エ ベンチマーキング:他社の優れた事例(ベストプラクティス)と自社の製品、サービス、プロセスを比較・分析し、改善を図る手法です。