共通鍵暗号方式において、複数の人が相互に暗号化通信を行う場合、通信する2人(ペア)ごとに1つの共通鍵が必要になります。
したがって、n 人が相互に通信する場合に必要な共通鍵の総数は、異なる n 個の中から 2 個を選ぶ組み合わせの数 nC2 で求められます。
計算式は以下の通りです。
2n(n−1)
本問では送受信者が 100 人であるため、n=100 を当てはめて計算します。
2100×(100−1)=2100×99=4,950
よって、必要な共通鍵の総数は 4,950 個となります。
各選択肢の解説
- ア: 誤りです。公開鍵暗号方式において、100 人がそれぞれ公開鍵と秘密鍵のペアを持つ場合に必要な鍵の総数 (100×2=200) に相当します。
- イ: 正解です。 上記の計算の通り、共通鍵暗号方式で 100 人が相互に通信するために必要な鍵の数は 4,950 個です。
- ウ: 誤りです。通信方向(AからB、BからA)を区別してそれぞれ別の鍵を用意した場合の数 (100P2=100×99=9,900) です。共通鍵暗号方式では1つの共通鍵を双方の通信で使用するため、重複分を省く必要があります。
- エ: 誤りです。自分自身との通信も含めて各人が 100 個の鍵を持つと誤認して計算 (100×100=10,000) した値と考えられます。