ユーザビリティ(ゆーざびりてぃ)
特定の利用者が決められた利用状況でシステムや製品を使う際に、目的をどれほど正確・完全に達成できるか(有効さ)、達成までに費やす資源や労力がどれだけ少ないか(効率)、利用者が好意的に受け止められるか(満足度)の3要素を合わせて表す使いやすさの度合い。品質特性の規格JIS X 25010:2013では「使用性」と訳される。
詳細解説
人間工学の規格(JIS Z 8521 / ISO 9241-11)では、対象製品そのものに備わる固有の属性ではなく、誰が・何のために・どのような環境で使うかという利用状況に依存する概念として位置づけられています。心身の特性や年齢を問わず幅広い人が利用できる度合いを示すアクセシビリティや、利用前後の感情や印象まで含めた主観的な反応全体を指すUX(ユーザエクスペリエンス)とは、対象とする範囲や着眼点が異なります。
システムやWebサイトの操作画面を評価する手法は、実際の利用者が参加する方法と、専門家だけで実施するインスペクション法に大別されます。前者の代表例には、操作中に考えていることを声に出してもらう思考発話法や、操作の様子を記録して後から意図を尋ねる回顧法、インタビュー法があり、後者には経験則に照らして問題点を探すヒューリスティック評価法や、利用者の視点で操作手順をたどる認知的ウォークスルー法があります。
ユーザビリティが問われた過去問
- 2022(R4)春 午前 問24ユーザインタフェースのユーザビリティを評価するときの,利用者が参加する手法と専門家だけで実施する手法との適切な組みはどれか。
- 2024(R6)秋 午前II 問12システムのユーザビリティの測定手法のうち,利用者に実際のシステムを操作してもらって,意見を聞き,有効さ,効率及び利用者の満足度を評価する手法
- 2025(R7)春 午前 問22ユーザーインタフェースのユーザビリティを評価する手法には,利用者が参加するものと専門家だけで実施するものとがある。利用者が参加する手法と専門
ユーザビリティが登場する過去問
- 2025(R7)秋 午前II 問12JIS Z 8521:2020(人間工学-人とシステムとのインタラクション-ユーザビリティの定義及び概念)によれば,ユーザエクスペリエンスの