問題文で与えられたアムダールの法則を表す式に、それぞれの条件を代入して方程式を立てます。
高速化率 E の式は以下の通りです。
E=1−r+nr1
r=0.9 のときの高速化率 E0.9
E0.9=1−0.9+n0.91=0.1+n0.91
r=0.3 のときの高速化率 E0.3
E0.3=1−0.3+n0.31=0.7+n0.31
「r=0.9 のアプリケーションの高速化率が r=0.3 のものの3倍となる」という条件から、次の等式が成り立ちます。
E0.9=3×E0.3
これにそれぞれの式を代入して n について解きます。
0.1+n0.91=3×0.7+n0.31
両辺の逆数をとって整理すると(または両辺に分母を掛けると)、
0.7+n0.3=3(0.1+n0.9)
0.7+n0.3=0.3+n2.7
移項してまとめます。
0.7−0.3=n2.7−n0.3
0.4=n2.4
n=0.42.4=6
したがって、プロセッサが 6台 のときであり、正解は エ です。
各選択肢の解説
- ア(3): n=3 を代入すると、E0.9=0.1+0.31=2.5、E0.3=0.7+0.11=1.25 となり、高速化率は2倍にしかなりません。
- イ(4): n=4 を代入すると、E0.9=0.1+0.2251=0.3251、E0.3=0.7+0.0751=0.7751 となり、3倍にはなりません。
- ウ(5): n=5 を代入すると、E0.9=0.1+0.181=0.281、E0.3=0.7+0.061=0.761 となり、3倍にはなりません。
- エ(6): 正解です。n=6 を代入すると、E0.9=0.1+0.151=4、E0.3=0.7+0.051=34 となり、ちょうど3倍になります。