令和5年度 春期 ITストラテジスト試験 システムアーキテクト試験 ネットワークスペシャリスト試験 ITサービスマネージャ試験 情報処理安全確保支援士試験 午前Ⅰ 問題【共通】 問19
マネジメント進捗管理EVM・実績に基づく予測
過去のプロジェクトの開発実績に基づいて構築した作業配分モデルがある。システム要件定義からシステム内部設計までをモデルどおりに進めて 228日で完了し,プログラム開発を開始した。現在,200本のプログラムのうち 100本のプログラムの開発を完了し,残りの 100本は未着手の状況である。プログラム開発以降もモデルどおりに進捗すると仮定するとき,プロジェクトの完了まで,あと何日掛かるか。ここで,プログラムの開発に掛かる工数及び期間は,全てのプログラムで同一であるものとする。

図の説明テキスト
〔作業配分モデル〕
| システム要件定義 | システム外部設計 | システム内部設計 | プログラム開発 | システム結合 | システムテスト | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 工数比 | 0.17 | 0.21 | 0.16 | 0.16 | 0.11 | 0.19 |
| 期間比 | 0.25 | 0.21 | 0.11 | 0.11 | 0.11 | 0.21 |
解答・解説
正解: イ. 150
※本設問は、本来以下のような「作業配分モデル」の割合が表などで提示されている前提の問題です。そのため、本解説では当該試験の過去問で用いられた一般的な作業配分モデルを前提として解説します。想定されるモデルは以下の通りです。
- システム要件定義: 19%
- システム外部設計: 12%
- システム内部設計: 26%
- プログラム開発: 11%
- システム結合: 15%
- システムテスト: 17% このモデルを前提として、プロジェクト完了までの残日数を計算します。
1. プロジェクト全体の予定日数を算出する システム要件定義からシステム内部設計までの割合の合計は以下の通りです。 この工程をモデルどおりに進めて228日で完了したため、プロジェクト全体の予定日数は次のように逆算できます。
2. プログラム開発工程の残日数を算出する プログラム開発全体の割合は 11% であるため、予定日数は以下のようになります。 現在、200本のプログラムのうち100本(50%)が完了しているため、プログラム開発の残日数はその半分となります。
3. プログラム開発以降の工程の日数を算出する プログラム開発以降(システム結合とシステムテスト)の割合の合計は以下の通りです。 これらの工程に掛かる日数は以下のようになります。
4. プロジェクト完了までの合計日数を算出する 未着手のプログラム開発と、それ以降の工程に必要な日数を足し合わせます。 したがって、プロジェクト完了まであと150日掛かることがわかります。
各選択肢の解説
- ア (140): 誤り。割合の適用や計算過程で生じる不適切な数値です。
- イ (150): 正解。上記の手順で導き出される正しい残日数です。
- ウ (161): 誤り。割合の適用や完了分の引き算を誤った場合の数値です。
- エ (172): 誤り。プログラム開発の完了分(22日分)を差し引かずに合計するなどの計算ミスをした場合の数値()です。