令和7年度 春期 システムアーキテクト試験 午前II 問22

テクノロジシステム構成

この問題は2025(R7)春 システムアーキテクト 午前IIに出題されたものです。出題時点の法令・制度に基づく内容のため、現行の内容と一致しない場合があります。

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キャッシュサーバを利用した検索処理の平均応答時間は,キャッシュサーバでヒットした場合には0.2秒,ヒットしない場合には2.2秒である。現在の平均検索応答時間は,1.0秒である。3年後のキャッシュサーバのヒット率は,検索量の増加によって現状の半分になると予測されている。3年後の平均検索応答時間は何秒か。ここで,その他のオーバーヘッドは考慮しない。

解答・解説を読む

正解: 選択肢

キャッシュメモリやキャッシュサーバにおける平均応答時間(実効アクセス時間)を求める問題です。
平均応答時間は、以下の公式で計算できます。

平均応答時間=(ヒット率×ヒット時の応答時間)+((1ヒット率)×ミス時の応答時間) \text{平均応答時間} = (\text{ヒット率} \times \text{ヒット時の応答時間}) + ((1 - \text{ヒット率}) \times \text{ミス時の応答時間})

1. 現在のヒット率を求める

現在のヒット率を pp とすると、与えられた条件から以下の方程式が成り立ちます。

1.0=0.2×p+2.2×(1p) 1.0 = 0.2 \times p + 2.2 \times (1 - p)

これを解いて pp を求めます。
1.0=0.2p+2.22.2p 1.0 = 0.2p + 2.2 - 2.2p
1.0=2.0p+2.2 1.0 = -2.0p + 2.2
2.0p=1.2 2.0p = 1.2
p=0.6 p = 0.6

現在のヒット率は 0.6(60%) であることがわかります。

2. 3年後の平均応答時間を求める

問題文に「3年後のキャッシュサーバのヒット率は、検索量の増加によって現状の半分になる」とあるため、3年後のヒット率は 0.6÷2=0.30.6 \div 2 = 0.3 となります。
この新しいヒット率を用いて、3年後の平均応答時間を計算します。

3年後の平均応答時間=0.3×0.2+(10.3)×2.2 \text{3年後の平均応答時間} = 0.3 \times 0.2 + (1 - 0.3) \times 2.2
=0.06+0.7×2.2 = 0.06 + 0.7 \times 2.2
=0.06+1.54=1.6 = 0.06 + 1.54 = 1.6

したがって、3年後の平均検索応答時間は 1.6秒 となります。

各選択肢の解説

  • (1.1): 誤り。計算過程で誤った数値を代入した場合や、計算ミスをした場合に導かれる誤答です。
  • (1.3): 誤り。ヒット率や応答時間の計算を誤った場合の誤答です。
  • (1.6): 正解の選択肢です。
  • (1.9): 誤り。3年後のヒット率の計算を間違えたり、計算式を誤って適用したりした場合に導かれる誤答です。